沖縄平和学習に参加して

　私は今回初めて沖縄平和学習に参加しました。
　学んだこと全てを書けたらいいのですが、うまくまとめられないので印象に残ったことを書きたいと思います。
　二日目にバス観光で沖縄陸軍病院南風原壕群２０号へ行きました。
　周囲には何カ所か壕があるそうですが現在入れるのはこの壕だけだそうです。
　中に入ってみると足場が悪く狭くて、現地の付き添いの人の話を聞きながら歩いているだけで酸欠になりそうなぐらいの壕の中で、手術をしたり沢山の重傷患者が横たわっていた事を聞き、それを想像しただけで悲痛な気持ちになりました。　
　壕の中での手術は通路の真ん中に手術場があり、薬はあったものの貴重なため、ケガをして腐ってくる部分が広がらないように切断していたと言われています。
　今では有り得ないことにビックリしました。
　次に平和祈念資料館で沖縄戦の学習をしました。
　沖縄戦では２０数万もの尊い命が奪われ中でも一般住民の戦死者が軍人よりもはるかに上回っていると言われています。
　その犠牲になった人達の名前が石碑に刻まれているのですが、戦後６０数年経った今もまだ増えているそうです。
　そのことを聞いた時、私は多くのかけがえのない命が奪われる戦争なんて２度と起こってほしくないと思いました。
　現地学習に行く前は、平和について関心が余りなかったのですが、現地の人の話を聞いたり、資料を見たりして、良い勉強になりました。
　今後、現地学習で学んだことを活かし、自分だけでなく周りの人、特に若い人達にもっと関心を持ってもらい、もし機会があれば沢山の人に参加してもらいたいと思いました。　　（明石分会投稿）